コインケースUndoの製作風景 | munekawa

2019.01.22 |  製作風景  |  小銭入れ

コインケースUndoの製作風景


使う人に合わせて変化するコインケース

 

 
キャンペーンアイテムの製作や新作アイテムの製作と並行して、通常ラインナップのアイテム製作も進めています。本日はコインケースUndoシリーズの製作風景をご紹介いたします。

革が柔らかくなり伸びる事で、使う人に合わせた形と色に変化していくコインケース。自分の使い方に合わせて少しずつ成長していく姿を見るのは革製品を持つ醍醐味のひとつです。
 
 

 
 

 
 

革の変化を楽しむために大切なこと

 
 
 
革の経年変化を楽しむためにも、道具としての耐久性が低いようではいけません。永く使えるための丁寧な作業を心掛けています。例えば、ホックを取り付ける作業もそのひとつ。ホックはコインケースUndoに使用されている唯一の金具パーツです。取り付けにはホックの向きを確認しながら、慎重に取り付けを行います。

 

 


 
どちらか一方が少しでも左右に曲がった状態で取り付けられていると、開け閉めの際、わずかに金属の劣化を早めてしまいます。ホックの凹凸がきっちりと同じ向きで取り付けられ、適切に噛み合う事でホックの凹凸が互いに傷つけあう事なく長くお使い頂けます。

 

 


 

 
2枚の革が重なる部分は厚みが出ないように革を漉いて厚みを揃えます。丸みを帯びたデザインが印象的なUndoシリーズは、革を漉く作業も直線的なものより難易度も高く、注意深く作業を進めないといけません。

「薄くコンパクトである事」と、「十分な強度を持つ事」

一見して、相反する印象の2つの長所を同時に実現するために大切な工程の1つです。

 
 
 

道具を使いこなす事も大切

 

 
昨年、製作アトリエに導入した「糊付機」によって、作業も飛躍的にスピードアップしました。以前は手作業で一つ一つ行っていた糊付けの作業。スピードと効率化を考え、改善の余地を探り続ける事も欠かしません。

アトリエにある様々な機械を使いこなすこともまた、製作スタッフの大切な仕事の一つと言えるでしょう。

 
 
 

全ての工程を丁寧に

 

 
長く使ってこそ良さを実感してもらえるアイテム。そんなアイテムを作るために、全ての工程を大切にして作業を進めています。コインケースUndo、Undo2共に各色もうすぐ完成予定です。

好きな色を選んで、その色が少しずつ深く変わっていく様子を楽しみながら毎日を共に過ごしていただけたらと思います。

 

 

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