土日でのお休みが続いており、申し訳ありません。
14日(月)以降は通常通りの営業となり、それ以降5月中の土日はオープンしている予定です。
ご来店予定のお客様には大変ご迷惑おかけいたしますが、宜しくお願いいたします。






今日は、現在、大丸百貨店梅田店にておこなわれている販売会に合わせて、期間限定にてご注文を受け付けております。「総革・総手縫いの二つ折り財布」について、以前このブログに上げたものを使って、改めて紹介します。
この財布、最大の特徴はすべての縫製を手縫いでおこない、素材は裏地まで革を使って製作していることです。そして、革の裁断面であるコバ部分は蜜蝋を染み込ませる、昔ながらの手間と時間をかけた作りとなっています。
細部までこだわりを持って、少しでも長く使っていただける作りとなっています。

外観はスタンダードな形の二つ折り財布。革の素材感を全面に出す、シンプルな仕上がりです。
外側の革はイタリア産の牛革。艶と透明感、鮮やかな発色が特徴です。
内側の革はベルギー産の牛革。繊維のつまりがよく、強さとしなやかな肌触りを兼ね備えた革です。また、染色されていないヌメ革で、使えば使うほどに表情を変えてくれることも魅力な革です。
こだわりのポイントである、財布の折り曲げ部分。多くの場合、この部分のステッチが擦り切れることから傷みはじめます。裏地をつけないことで、余分なステッチを減らし、壊れやすい部分を減らしています。

こちらも革の素材を生かした、裏地をつけない作り。上記のとおり、無駄を限りなく省くつくりが、丈夫なつくりへとつながります。小銭入れのパーツはつながず一枚でとることで、負担のかかりやすい小銭入れもより壊れにくくなります。
財布上部のラウンド。ただデザインのためにこの形になっているのではありません。まず、糸を外側にまでかけることで、革の接着部分の端が開いてくることを防ぎます。しかし、上辺がストレートなままで、糸をかけると糸が革より出てしまうので、長く使うと、擦り切れてしまう可能性があります。そこで擦り切れることがないように、一段下げて、糸がこすれることがないようにしてあるのです。
生地や合皮を使うことの多い、裏側のパーツや見えない部分まで、本革で構成されています。

縫いは一目一目丁寧に手縫いしています。下糸側もキレイな糸目が出ることが手縫いの特徴です。
蜜蝋を染み込ませたコバは独特の艶をおび、品のある仕上がりになります。
この二つ折り財布は3/27までの期間限定でご注文いただけます。
詳細のデティールカットや、説明はこちらからご覧ください。
→http://munekawa.jp/items/saiji/
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop
![d0116172_1305035[1].gif](http://www.munekawa.jp/blog/d0116172_1305035%5B1%5D.gif)
![d0116172_130613[1].jpg](http://www.munekawa.jp/blog/d0116172_130613%5B1%5D.jpg)
![pic_saiji-02[1].jpg](http://www.munekawa.jp/blog/pic_saiji-02%5B1%5D.jpg)
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP





製品になります。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP





今日はバレンタインデーにおすすめのアイテム、コインケースを紹介します。
前々回のこのブログで、スタッフのオススメアイテムをご紹介しましたが、その際2人ともがあげたのがこのコインケースでした。
2人とも実際に使っている中での実感として、男性、特にお財布をポケットに入れて持ち歩くというライフスタイルの方にオススメしたい一品です。
内側はこのように丸い穴が特徴の受け口と、小さなポケットがあります。

受け口の部分を少し指で浮かせて、そこに中の小銭をひっかける形で中身が一目で確認できます。
下の写真の2つの小銭入れは右が新品のもの、左がスタッフが約5年使用したものです。
(ステッチの色は元々違う色です。現在は右の生成りを定番の色とさせていただいております。)

使い込むことで革に艶が出て、柔らかく馴染み、深い色合いに変化していることがわかります。
革製品好きな方にはたまらないですね。
ポケットなど擦れることの多いところに入れて使用すると変化は早くなります。
このコインケースをおすすめしたい一番のポイントが「薄さ」です。

上と同じく右が新品、左が使い込んだものです。
はじめはハリのある革なため、その張力でふくらみがありますが、使い込むほどに革が柔らかくなり、厚みも抑えられます。
ポケットに財布を入れる男性には、この「薄い」ということがとても重要なポイントになります。
大切に、でもハードに、長く使っていただきたいコインケースです。
コインケース<Undo> 6300円
カラー:ブラック・ダークブラウン・グリーン・オレンジ・ブルー
*バレンタインギフト特集ページ→Munekawaバレンタイン
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
革製品の材料として、もっとも多く使われる牛革。
一口に牛革と言っても、年齢・性別によって特徴や名称が違ってきます。
今回はその違いをお話したいと思います。
●カーフ
生後6ヶ月以内の子牛の革。
キメ細やかでなめらかな、肌触りのよい革です。また、柔らかく、薄いので成牛と比べると耐久性は劣ります。一枚の面積が小さく、希少なため、高級素材と言えます。
小さく、薄いため鞄にはあまり使われず、高級な財布や革小物、靴などに使用されます。
●キップ
生後6ヶ月~2年の牛の革。
子牛と成牛の真ん中に位置する革です。カーフほどではないけれど、成牛よりはキメ細かく、柔らかく、希少な革で、成牛ほどではないけれど、カーフよりは耐久性があります。カーフに比べ、大きな面積で取れるため、高級バッグに使われることが多いようです。
●カウ
生後2年以上の牝(メス)で、出産経験のある成牛の革。
大判でとれるため、大きな鞄や、ジャケット、家具などにも使用され、財布やベルト、靴など様々な用途に使われる、代表的な牛革です。キップよりも厚みがあり、丈夫な革です。
●ステア
生後3ヶ月~6ヶ月の間に去勢した、2歳以上の雄(オス)の革。
非常に厚みがあり、堅牢な革で、こちらもカウと同様様々な用途に用いられる代表的な牛革です。
●ブル
生後2年以上の去勢していない雄(オス)の革。
最も厚く、硬く、丈夫な革です。繊維も粗く、主に靴底に使われるそうです。
主にはこのように分けられています。
人と一緒で、こどもの肌はキメ細やかで柔らかく、肌触りも良いですが、その分耐久性に欠けます。大人の特に雄は厚く、丈夫ですが、表面の繊維が粗くなってしまいます。
そういった特徴を読み取り、活かして、それぞれの特性にあった革製品をつくりあげていくのは先人たちの知恵と言えます。
もちろんこういった分け方だけでなく、その部位や加工方法によって革の特性や表情は大きく変わってきますが、革製品を見る時、その肌触りや硬さ、キメ細かさなどに注目して見てみるのもおもしろいのではないでしょうか。
*バレンタインギフト特集ページ→Munekawaバレンタイン
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
もう間もなく、バレンタインですね。
何をプレゼントしようか?
色々とお悩みの方も多いのでは?
そこで、少しでも参考にして頂ければと思いスタッフ(男目線)から見てMUNEKAWAの中でプレゼントしてもらったら嬉しいランキングベスト3を紹介したいと思います。
MUNEKAWA(30代後半)
スチール板の重みも加わって更に重厚感。
薄くなるため、パンツのポケットに入れていても気にならず機能的。
(小銭をいつも30枚以上携帯される方には<Grip>がおすすめ。)
最近、お札を大切にされる方が多く、お札を曲げて入れる二つ折り財布から長財布に変更される方が増えています。
(パンツのポケットに入れられる方には、<Feel card>がおすすめ。)
KANJI(20代後半スタッフ)
もうそろそろ、ビジネスアイテムは良いものを持ちたいと思うので。
自分が使っていて一番、使い勝手は良かったので、おすすめです。
それぞれは見た目だけでなく
実際に使ってみて仕様感も含めてのランキングにしています。
と言っても、二人しかいませんので、あくまでも参考程度にしてくださいね。
思い出に残るバレンタインデーになる事を心よりお祈りしております。
すべてのアイテム→http://munekawa.jp/items/category/
今日は縦長の三つ折り財布<Mood>をご紹介します。
こちらは、今(2012.1月現在)old and stillの中では唯一の財布となります。
とてもやわらかく肌触りの良い革です。
中はこのようになっています。
小銭入れは見やすく取り出しやすい大ぶりなつくりです。
特徴はカード段の一番下の段がななめに開くようになっていること。
切符やレシートなど、形やサイズがカードと違い、ちょっとの間だけ入れておくものを入れやすくしてあります。
カラーはこの3色。
この革は使い込むほどに色味や質感が変化していくことが特徴ですが、特にプレーンは変化が激しい色です。
左が新品、右が半年ほど使用したものです。
ヒップポケットに入れて使用していたこともありますが、かなり変化が進んでいることがわかります。
使い込むほどに飴色になっていき、革製品を使う楽しみがわかりやすい財布です。
上のほうに線みたいになっているのはポケットに入れた時、はみ出る部分のラインです。こういったシミや汚れも「自分だけの財布」になっていく過程として楽しんでいただきたいところです。
手でつかむのにちょうどいいサイズ感です。
レディースかと思われがちですが、男性の私が持っていても全く違和感なく使えるユニセックスなモデルです。
*詳しくはこちらから↓
23940円(税込)
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
今日はWEBに掲載していないアイテム「ビジネストートバッグ」をご紹介します。
この鞄は外側はもちろん、鞄の中まで全て革を使って仕上げた、本当の意味でのフルレザーバッグです。
牛革を贅沢に使用し、一枚の革からひとつしかとれない鞄となっています。
厚みと固さ、張りのある革をそのまま活かし、自立するほどしっかりとした作りになっているため、型崩れする心配もありません。
開口部にはファスナーがついているので、大事な書類なども安心して入れることが出来ます。
中には蓋付きのポケットがあり、マチのある大きな荷室です。
内側にはしなやかで、肌触りの良さが特徴の馬革を使用。適材適所に素材を使いわけています。
この鞄は完全受注生産で、一点ずつ作っているため、革の色、糸の色を選んでお作りできるようにしています。さらに、ポケットのサイズやマチ幅、内側の革など使用されるお客様のスタイルに合わせた製作が可能です。(*構造を大きく変えるようなオーダーは受け付けておりません。ご了承ください)
はじめに掲載した写真の鞄は、最近オーダーいただいた鞄です。
ビジネスシーンに定番のブラックの革にグリーンのステッチが利いています。
革の色を変えると、イメージも全然違ってきます。
前から、オレンジ(ステッチ:ダークブラウン)・グリーン(ステッチ:イエロー)・ブラック(ステッチ:グリーン)
<Munekawa>ビジネストートバッグ ¥105,000(税込)
詳細はメールにてお問い合わせください。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
新年、あけましておめでとうございます。
昨年も多くの方にこのブログや、Munekawaのサイトを見ていただきました。
今年もみなさんが「へぇ~」と思うような、革や道具のこと、製作のこと、そして製品のことなどをお伝えしていきたいと思っています。
今年も一週間に一度ほどのペースで製作現場の裏側をお届けしていきますので、気が向いたら時々覗いてみてください。
それでは今年も宜しくお願いいたします。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
今日は革の復元力をお見せしたいと思います。
革製品を使われている方の悩みのひとつが、傷が気になるということではないでしょうか?
Munekawaで使用しているような植物タンニンなめしの革は、どうしても使用している中で傷がついてしまいます。
ただ革によっては、それをこすったり、揉んだりすることでかなり目立たなくすることができるものがあります。
Munekawaで使用している革もそんな革のひとつです。

(左がMunekawaラインの外側の革、右がold&stillの革)
こちらの写真はキレイな状態の革です。
自然素材ですから、そもそもの牛が持っていた傷がある場合はありますが、後からついた傷はありません。
そして一番多いのが、爪でひっかいてしまった、ひっかき傷。
新品のものにつけてしまったりするとショックは大きいですね...。
今回はわざとなので豪快にひっかきました。
これを乾いた布地で強くこすります。
傷を押しつぶすようなイメージでしょうか...。
すると、ほとんどわからないくらいキレイになります。
もちろん、その傷の深さや付き方によってくるので、必ず戻ってくれるわけではありません。
先の尖った針などの細い傷はもどりにくかったりもします。
ただ普段使用している中で自然についてしまった爪の傷くらいであれば、試してみる価値はあるのではないでしょうか。(*Munekawa製品の革の場合です。他の革の場合、こすった部分が余計に汚れとして目立つものもあります。)
要注意点としては、こすり過ぎるとその部分だけテカってきてしまいます。
実際写真のものもよく見ると、右のブラウンの革は真ん中あたりが少しテカってきています。
ある程度強くこする必要はありますが、必死になってやりすぎないようにお気を付けください。
また、染色されていない生成りの色の革は、特に部分的に色が濃くなるので気を付けてください。Munekawaラインの小物の内側に使っている革などこすらないほうが無難です。生成りは傷が目立ちにくい色なので、余計に色の差が目立ってしまう恐れがあります。
とは言え、長く使えばそれだけ傷はつきます。
そして最終的には傷がついたところでよくわからないくらいになってきます。
ここまできてこそ完成。と言う人もいます。(カラーはグリーンです)
傷は味わいだから気にしませんという境地までいくと本当の革好きと言えるのかもしれません。
とはいえ私も自分で作ったわけではない靴の傷については気にしてしまいますが...。まだまだです。
*現在クリスマスに向けて期間限定のギフトラッピングサービスをしております。今の期間だけ、ケア用オイルも無料でついてきます。詳しくはこちらをご覧ください→ラッピングサービス
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
今日は「Munekawa」ラインで使用している革のことを書きたいと思います。
普段お客様とお話している中で、最もよく聞かれる質問が「これは何の革ですか?」ということです。
少し詳しい方ですと、「コードバン(馬のお尻の革)ですか?」と聞いてこられる方も多くいらっしゃいますが、Munekawaの定番製品で使用している革は全て牛の革です。
・Munekawaラインの表に使っている、発色が良く張りのある革。(イタリア産)
・Munekawaラインの小物の内側に使っている、きめ細やかな肌触りが特徴のヌメ革。(ベルギー産)
・Old and Stillラインに使用しているしなやかさとアンティーク感が特徴の革。(イタリア産)
主にこの三種類を使用しており、全て牛革です。
今日はこのうちの一番上の革のことについてお話します。
この革は、イタリアトスカーナ州で木の渋(タンニン)等の自然素材を用い時間をかけて製革された植物タンニンなめし牛革(ベジタブルタンニングレザー)です。
革の自然な表情が失われないよう透明感のある染色をし、その後、吟面(革の表面)に高圧アイロンで熱を加える事で革に張りと淡い艶を持たせています。
透明感のある染色と淡い艶がクラッシックな雰囲気を演出している革です。
この革は半裁といって、一頭の牛の革まるまるではなく、半分に裁断された状態で仕入れる形になります。同じ半裁でも、縦に背骨のラインに沿って、裁断する場合と、横に裁断する場合とがありますが、この革は横に裁断した、上側、つまり肩周りから背中にかけての革です。こういったものをショルダー革などと呼んだりもします。
非常に繊維が密なことが特徴で、裁断の時など独特の芯がありつつも、スーっと切れる、独特の感触があります。繊維が細かいことにより、手触りがなめらかで、伸びなどにも強い素材です。
また、とても脂分が多く、表面はしっとりとして手に吸い付くような感覚があります。そのことにより、使い込む中でキズなどがついても、もまれることでキズが目立たなくなることも特徴です。
トラという首回りのシワからくる模様や、細かな傷が多く、色味も一枚一枚必ずしも均一でないなど、作り手としては非常に難しい部分がありますが、それはそれだけ、革という素材を大切にし、その良さを最大限引き出す、無理のないつくりをしている証拠でもあります。
「良い革」とは何か、ということはそれぞれの価値観にもよる、答えのない問いではありますが、多くの方に「良い革」だと言っていただけ、そしてなにより作っている私たち自身が「良い革だなぁ...」と思える魅力的な革です。
*現在クリスマスに向けて期間限定のギフトラッピングサービスをしております。今の期間だけ、ケア用オイルも無料でついてきます。詳しくはこちらをご覧ください→ラッピングサービス
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
今日はヤットコという道具を紹介します。
「ヤットコ」自体は革関係以外でも物を作る仕事や趣味のある方には馴染みのある道具ではないでしょうか。
一言でヤットコと言っても形は本当に多種多様ですが、Munekawaで使用しているヤットコはこのようなものです。
本来は口金をおさえるためのヤットコなのですが、Munekawaでは、その先端の平らになっている部分に革を貼り付けて、縫製の前に糊付けした部分をさらに強く圧着する作業で主に使っています。(革を貼り付けるのは、製品となる側の革に傷をつけないためです。)
厚みのある部分や、ミシンをかけにくい場所は手で押さえているだけでは、縫っている最中にずれてしまい、取りかえしのつかないことになるのでこの一押しが重要です。
このヤットコは最近グリップにも新しく革を巻きました。
<こちらのブログをご覧ください→スタッフダイアリー>
皮革用工具としてのヤットコだけでも口金止め用、口金入れ用、カシメ用、ファスナー止め用などなどあり、先が細いものから太いものまで、平らなものから丸いものまでいろいろとあります。
様々な作業を、少しでも効率よくやろうとする人間の発想はすごいですね。
*現在クリスマスに向けて期間限定のギフトラッピングサービスをしております。今の期間だけ、ケア用オイルも無料でついてきます。詳しくはこちらをご覧ください→ラッピングサービス
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
こちらの手縫いのお財布、一辺が約10cmくらいなのですが、外側を一周縫うのにどのくらいの長さを使うでしょうか。
この財布は上の辺は縫わないため、両側面とそれぞれ下の辺の4辺を縫って、縫う距離自体は大体40cm強。単純に考えると40cmくらい使うのかなとなるところですが、手縫いの場合一本の糸の半分から上糸、下糸となって表裏それぞれ糸があるので倍の80cm。
しかし、実際は財布の厚み分、一目ずつ遠回りをするのでさらに長くなります。また糸を返す部分や、針に通すために必要な余分、そして縫っていく中で糸がからまったりするトラブルが起きた時に、はじめからやり直さなくてもすむように、少し長さに余裕をみて...実際縫う時には約160cmくらい糸を切るところからスタートします。

(前半は余っている糸が長いので、糸が絡むことに注意して縫わなければなりません)
縫っている最中に糸が足りなくなる、ということが一番悲惨なので、基本的に余裕を持って縫いたいところなのですが、糸が長すぎるととても縫いにくく、途中で絡んだりもしやすいので、時間がかかってしまいます。特に自分が手を広げた長さ以上の長さで縫う時は、一度で引っ張りきれないのですごく手間がかかります。
長すぎず、短すぎず、絶妙な長さで縫うのがスピードも速く、結果的にキレイに縫えるのです。
ちなみに一番はじめの写真の糸の長さは新品の状態で1000m(写真のものは半分以上使用しています)。つまり1㎞!財布だけをつくり続けて使いきるのは気の遠い話。
そう考えると糸を使いきって買いに行くというのもなかなか感慨深いですね。
ちなみにこちらのお財布は新しくなったオンラインショップにまだ情報が出ていません。今後出していく予定なのですが、気になる方には詳細をお伝えし、ご購入いただくこともできますので、下記までご連絡ください。
06-6632-5700
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP
タイトルの通り、先日11/17に、MunekawaのWebサイトおよびオンラインショップのページをリニューアルオープンしました。
サイト内の構成を一新し、皆様に よりご覧いただきやすい形になったかと思います。
これまでもオンラインでの販売をしていた「Munekawa」ライン
に加え、これまでは店舗限定での販売しかしていなかった「Old and Still」ライン
今までもあった「Munekawa」ラインもも大幅に改良を加えています。
今日までにこのブログで先行して紹介していたアイテムの詳細もご覧いただけますので、是非ご覧ください。
今後とも宜しくお願いします。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop
今日は少しマニアックなところにスポットをあててみます。
それはミシンのおさえ。
このパーツが革をおさえて、革をおくってくれることでブレずに真っ直ぐに縫うことができます。
しかし、おさえと言っても、種類がいろいろとあります。
Munekawaでは、上の写真の四種類を主には使用しています。
一番多く使っているのはこの形。
小さいので、立体的なものを縫ったり、曲がっているものを塗ったり、様々な場面で応用できる便利な一本です。よく見ていただくとわかる通り、革にあたる部分には革を巻いて、少しだけ浮いた状態になっています。
厚みのある革を縫う場合など、このおさえが強すぎると、おさえの型が革についてしまうことがあるため、削って革をあてる加工をすることで、使いやすくしてあります。
しかし、薄いものを縫おうとすると、おさえは浮いているので、うまくおさえてくれず、その役割を果たせません。おさえがない状態で縫うと、ステッチが乱れてしまいます。
そういう時には下のような大きなおさえを使います。
こちらは主に生地を縫う時などに使うものです。こちらであればしっかりとおさえてくれるので薄くても問題ありません。
そして、変則的なものとしてはこちら。
通常、おさえは針に対して正面から見て左側(写真で言うと手前)にあります。しかし、このおさえは右側(写真奥)におさえが出る形になります。
こちらは主にグリップのパーツを縫う時に使われるものです。グリップのパーツは、縫うラインのすぐ左にグリップ部分がくるため、通常のおさえではおさえをあてることが出来ません。そこでこのような変則的なものを使うのです。
同じように縫っているように見えますが、縫うモノの形状、厚み、すべり、型がつきやすいかどうかなど様々な条件によって細かな道具を使い分けて、形にしていきます。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop
スタッフダイアリーでもお伝えしている通り、今月の17日にWEBページをリニューアルOPENします。
このブログでも、ここまで何度か新作の紹介をしていますが、それらの製品もオンラインショップでご覧いただけるようになります。
今までの製品から、更に細かい部分に目を配って、使いやすいように変更を加え、これまでになかったようなアイテムもご用意しています。
また、これまでオンラインショップでは「MUNEKAWA」のアイテムだけをご紹介していましたが、17日からは「OLD AND STILL」のラインも見て頂けるようにしています。
「MUNEKAWA」とはまた違ったやわらかい雰囲気で、ユニセックスではありますが、特に女性の方や、女性へのプレゼントをお考えの方に見ていただきたいシリーズです。
革も出番を待ち構えております。
リニューアル後のwebページを是非ご覧ください。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop
昨日スタッフダイアリーで、通帳ケースを紹介したのですが、製品の紹介をしているこちらのブログで紹介していなかったので、こちらでもご紹介したいと思います。
...と言っても、いたってシンプルなこのアイテム!
通帳を入れるという機能以上のことはないので、写真で見ていただくしかありません。
全部で5色展開。
会社で使用している通帳などにはベーシックなブラック、ダークブラウンが合うでしょうか。
プレゼントにはグリーンやブルーなど鮮やかな色が喜ばれます。
そして、鞄の中やタンスの中から見つけやすいという意外な理由で、一番人気なのはオレンジ。
特に女性の方はオレンジを気に入っていただく方が多いです。
表に一冊。
裏にも一冊。
計二冊が入れられます。
実際、私も通帳二冊を入れて普段使っていますが、ちょっとしたものですがあると便利です。
カラー:<out>ブラック、ダークブラウン、グリーン、オレンジ、ブルー
ミシン縫い
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop
お財布を買いに来られたお客様とお話している時、今までは小銭入れのついている財布を使っていたけど、お札入れと小銭入れを分けて持つのは不便ではないか、ということを聞かれることがしばしばあります。

Munekawa 二つ折り財布(小銭入れ付)
カラー:<out>ブラック、ダークブラウン、グリーン、オレンジ、ブルー <in>プレーン
ミシン縫い
26250円(税込)
そもそも小銭入れを別で持つというスタイルは女性の方には少ないと思いますが、男性の場合でもどちらかと言うと少数派ではないでしょうか。
私自身も自分の「財布」を持つようになって、この仕事をはじめるまで15年以上、ずっと小銭入れのついている財布を使用していました。
(思えばはじめて自分の財布を持った時、なんだか大人になったような気分でうれしかったものです。その頃はまさか将来自分が財布を作っているとは...)
今メインで使用している財布は札入れ、小銭入れ別々ですが、普段からサンプル品の使用感を見るためいろんな財布を使います。

Munekawa 二つ折り財布(小銭入れなし)
カラー:<out>ブラック、ダークブラウン、グリーン、オレンジ、ブルー <in>プレーン
ミシン縫い
23250円(税込)
小銭入れのついている財布をスタンダードと考えた時、別々で持つ利点は何かと考えると、やはり財布が薄い状態で持てるということでしょう。
厚みのでる原因は大体小銭とカードなので、小銭が別になるだけで随分スリムになります。その結果、スーツの内ポケットや、ヒップのポケットに入れた時のあの邪魔な感じがかなり軽減されるはずです。
また、自分で使ってみて感じたこととして、小銭が増えるのが気ならないということもあります。単体の小銭入れで持っていると、増えたところでたいした厚みにならないので、以前のように必死になって小銭を減らす計算をするということがなくなりました。
更に、一番の利点だと思うのは、小銭入れが別になっているほうが財布が壊れにくいということです。案外見落されがちなことですが、小銭部分のパーツは中で小銭が動き回ることによって内側が破れたり、重みが集中することで財布がゆがんだり、マチが切れたりと、財布が壊れるきっかけになることが多いのです。
別になっていることでバランスのとれた、綺麗な状態で持ちやすく、その結果長く使い続けることができるというわけです。
あくまで個人的な感想ですが、決して不便ではないし、財布をポケットに入れていたい人にとっては大きな利点があると思います。
とは言え、もちろんお支払の時に両方出すのが面倒だという方は多いと思います。結局どちらを選ぶかは好みなのですが、特に財布をポケットに入れるという方は、一度別々に持つといスタイルを試してみてはいかがでしょうか。
*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→online shop