糸の長さ

こちらの手縫いのお財布、一辺が約10cmくらいなのですが、外側を一周縫うのにどのくらいの長さを使うでしょうか。

 

本体と糸.jpgこの財布は上の辺は縫わないため、両側面とそれぞれ下の辺の4辺を縫って、縫う距離自体は大体40cm強。単純に考えると40cmくらい使うのかなとなるところですが、手縫いの場合一本の糸の半分から上糸、下糸となって表裏それぞれ糸があるので倍の80cm。

 

しかし、実際は財布の厚み分、一目ずつ遠回りをするのでさらに長くなります。また糸を返す部分や、針に通すために必要な余分、そして縫っていく中で糸がからまったりするトラブルが起きた時に、はじめからやり直さなくてもすむように、少し長さに余裕をみて...実際縫う時には約160cmくらい糸を切るところからスタートします。

 

縫い中.jpg

(前半は余っている糸が長いので、糸が絡むことに注意して縫わなければなりません)

 

縫っている最中に糸が足りなくなる、ということが一番悲惨なので、基本的に余裕を持って縫いたいところなのですが、糸が長すぎるととても縫いにくく、途中で絡んだりもしやすいので、時間がかかってしまいます。特に自分が手を広げた長さ以上の長さで縫う時は、一度で引っ張りきれないのですごく手間がかかります。

 

長すぎず、短すぎず、絶妙な長さで縫うのがスピードも速く、結果的にキレイに縫えるのです。

 

ちなみに一番はじめの写真の糸の長さは新品の状態で1000m(写真のものは半分以上使用しています)。つまり1㎞!財布だけをつくり続けて使いきるのは気の遠い話。

そう考えると糸を使いきって買いに行くというのもなかなか感慨深いですね。

 

ちなみにこちらのお財布は新しくなったオンラインショップにまだ情報が出ていません。今後出していく予定なのですが、気になる方には詳細をお伝えし、ご購入いただくこともできますので、下記までご連絡ください。

 

06-6632-5700

shop@munekawa-online.jp

 

*Munekawaの日々の出来事や製作のことなど→STAFF DIARY
*Munekawaの製品の紹介→Munekawa HP

タイトルの通り、先日11/17に、MunekawaのWebサイトおよびオンラインショップのページをリニューアルオープンしました。

 Munekawa Webサイト

サイト内の構成を一新し、皆様に よりご覧いただきやすい形になったかと思います。

これまでもオンラインでの販売をしていた「Munekawa」ライン

  cow4.jpg

に加え、これまでは店舗限定での販売しかしていなかった「Old and Still」ライン

mbw4b.jpgもご覧いただけます。

今までもあった「Munekawa」ラインもも大幅に改良を加えています。

今日までにこのブログで先行して紹介していたアイテムの詳細もご覧いただけますので、是非ご覧ください。

今後とも宜しくお願いします。

 

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今日は少しマニアックなところにスポットをあててみます。

それはミシンのおさえ。

 

おさえ各種.jpgこのパーツが革をおさえて、革をおくってくれることでブレずに真っ直ぐに縫うことができます。

しかし、おさえと言っても、種類がいろいろとあります。

Munekawaでは、上の写真の四種類を主には使用しています。

一番多く使っているのはこの形。

 

おさえ小.jpg小さいので、立体的なものを縫ったり、曲がっているものを塗ったり、様々な場面で応用できる便利な一本です。よく見ていただくとわかる通り、革にあたる部分には革を巻いて、少しだけ浮いた状態になっています。

厚みのある革を縫う場合など、このおさえが強すぎると、おさえの型が革についてしまうことがあるため、削って革をあてる加工をすることで、使いやすくしてあります。

しかし、薄いものを縫おうとすると、おさえは浮いているので、うまくおさえてくれず、その役割を果たせません。おさえがない状態で縫うと、ステッチが乱れてしまいます。

そういう時には下のような大きなおさえを使います。

 

おさえ大.jpgこちらは主に生地を縫う時などに使うものです。こちらであればしっかりとおさえてくれるので薄くても問題ありません。

そして、変則的なものとしてはこちら。

おさえ逆.jpg通常、おさえは針に対して正面から見て左側(写真で言うと手前)にあります。しかし、このおさえは右側(写真奥)におさえが出る形になります。

こちらは主にグリップのパーツを縫う時に使われるものです。グリップのパーツは、縫うラインのすぐ左にグリップ部分がくるため、通常のおさえではおさえをあてることが出来ません。そこでこのような変則的なものを使うのです。

同じように縫っているように見えますが、縫うモノの形状、厚み、すべり、型がつきやすいかどうかなど様々な条件によって細かな道具を使い分けて、形にしていきます。

 

 

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スタッフダイアリーでもお伝えしている通り、今月の17日にWEBページをリニューアルOPENします。


このブログでも、ここまで何度か新作の紹介をしていますが、それらの製品もオンラインショップでご覧いただけるようになります。

 

今までの製品から、更に細かい部分に目を配って、使いやすいように変更を加え、これまでになかったようなアイテムもご用意しています。

 

また、これまでオンラインショップでは「MUNEKAWA」のアイテムだけをご紹介していましたが、17日からは「OLD AND STILL」のラインも見て頂けるようにしています。

 

「MUNEKAWA」とはまた違ったやわらかい雰囲気で、ユニセックスではありますが、特に女性の方や、女性へのプレゼントをお考えの方に見ていただきたいシリーズです。

 

革.jpg革も出番を待ち構えております。

 

リニューアル後のwebページを是非ご覧ください。


 

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