こちらの手縫いのお財布、一辺が約10cmくらいなのですが、外側を一周縫うのにどのくらいの長さを使うでしょうか。
この財布は上の辺は縫わないため、両側面とそれぞれ下の辺の4辺を縫って、縫う距離自体は大体40cm強。単純に考えると40cmくらい使うのかなとなるところですが、手縫いの場合一本の糸の半分から上糸、下糸となって表裏それぞれ糸があるので倍の80cm。
しかし、実際は財布の厚み分、一目ずつ遠回りをするのでさらに長くなります。また糸を返す部分や、針に通すために必要な余分、そして縫っていく中で糸がからまったりするトラブルが起きた時に、はじめからやり直さなくてもすむように、少し長さに余裕をみて...実際縫う時には約160cmくらい糸を切るところからスタートします。

(前半は余っている糸が長いので、糸が絡むことに注意して縫わなければなりません)
縫っている最中に糸が足りなくなる、ということが一番悲惨なので、基本的に余裕を持って縫いたいところなのですが、糸が長すぎるととても縫いにくく、途中で絡んだりもしやすいので、時間がかかってしまいます。特に自分が手を広げた長さ以上の長さで縫う時は、一度で引っ張りきれないのですごく手間がかかります。
長すぎず、短すぎず、絶妙な長さで縫うのがスピードも速く、結果的にキレイに縫えるのです。
ちなみに一番はじめの写真の糸の長さは新品の状態で1000m(写真のものは半分以上使用しています)。つまり1㎞!財布だけをつくり続けて使いきるのは気の遠い話。
そう考えると糸を使いきって買いに行くというのもなかなか感慨深いですね。
ちなみにこちらのお財布は新しくなったオンラインショップにまだ情報が出ていません。今後出していく予定なのですが、気になる方には詳細をお伝えし、ご購入いただくこともできますので、下記までご連絡ください。
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