ブックジャケット修理 | munekawa

2018.05.03 |  修理について  |  革小物

ブックジャケット修理


形あるものはやがて壊れるのが世の常。特に長く大切に使っているもの程、徐々に、ほころび等が出てくるものです。先日もMunekawaのブックジャケットをお使い頂いているお客様より、糸のホツレの修繕のご依頼を頂きました。

 

ブックジャケットは財布やカードケース同様、外に持ち出してご使用いただく機会が多いかと思いますので、糸ホツレが起こる事もあるかと思います。

ほつれている部分を解いて、焼き留めていきます。糸の先端を丸く焼き留める事で、糸が抜けづらくなります。

あとは修繕したい部分を再度縫っていきます。

革は一度空いた穴は小さくなったりすることはありません。既に縫った際に開いている穴に針を通していきます。今回は再度糸を通す部分が短くて済んだ為、手縫いで慎重に進めていきます。

 

縫った部分は再び焼き留めて完成です!無事、お客様のお手元に戻っていきました。

 

修繕が終わった後、オイルケアもさせて頂きました。

Before

After(正面)

After(背面)

 

いかがですか?本来のブルーがより深く鮮やかな印象になったと思います。

革は使い込めば使い込むほどに味わいが深まりますが、革製品である以前に一つの「道具」である以上、機能的な部分(ホック部分や縫製部分)は、使用に伴い劣化してくるのが当然の事だと思います。Munekawaの商品は「道具」として長く愛着を持ってお使いいただけるよう、製作時tから「修繕」する事を前提とした製品設計を行っております。

 

修理の必要があるという事はそれだけ愛着を持って日頃お使い頂いている証であり、とても光栄な事だと感じております。積極的にアフターケアー、修理のご相談も受けさせて頂いております。少しでも違和感や、お気付きの点がお使いの商品にございましたらお気軽にご相談ください。

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