ラウンドウォレットの修理 | munekawa

2018.06.21 |  修理について  |  財布

ラウンドウォレットの修理


お客様からご依頼があり、ラウンドウォレットの修理を行いました。

ラウンドウォレット「Border」

三辺をぐるりと走るファスナーを開けると大きく口が開き、沢山収納できるラウンドウォレット。定番の形ながら薄く仕上げる事を心がけ、バッグの中で嵩張らないコンパクト設計がポイント。Munekawaの定番ラインナップの一つとして、多くの方にご愛用頂いております。

イタリア産タンニンなめし牛革を表面全体に使用しており、革の表情やエイジングによる変化がダイレクトに感じれられる、レザーファンの方々にはたまらないアイテムだと思います。

今回はファスナー交換のご依頼でした。

革製品は革の表情の変化を長年楽しんでいただけるものですが、ファスナーやホックボタン、縫製など、主に機能面については経年による劣化・故障は免れません。愛用しているものや毎日携帯するものほど、故障は付き物。

まずは表面の革パーツから内側のパーツを取り外して、ファスナーを付け替えます。

ファスナーを付け替えて、もう一度内側とつなぎ合わせます。この時、表と裏の針穴の位置がずれないよう、このように針を刺して表と裏の針穴を固定します。こうする事でズレを最小限にとどめる事ができます。

 

ファスナー交換完了です!

 

オイルケアを定期的に行う事で、革の色に深みと光沢が出ています。表面についた傷も味となり、ブラウン特有の渋みを増しています。

大切にお使い頂く上での機能部分の故障、小さな部分でも気になられる方はご相談頂ければと思います。
その他、オイルケアなど故障ではないアフターケアに関してもお受けさせて頂いております。

 

アフターケアに関するページはこちら

ラウンドウォレット「Border」の詳細はこちら

 

 

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