Munekawaスタッフの愛用アイテム #1「マネークリップ型財布Carriage」 | munekawa

2018.09.18 |  スタッフの愛用品  |  財布

Munekawaスタッフの愛用アイテム #1「マネークリップ型財布Carriage」


「愛着感じる物つくり」をコンセプトに、使うほどに親しみがわくようなアイテムになるよう日々製作に励む製作スタッフ。

実際に使ってみると、アイテムの工夫や、物つくりに対する想いを感じていただけると思います。

それは製作する側にとっても同じこと。自分たちで作ったものを実際に使う事は、大きな喜びでもあり、経験値を広げる勉強でもあります。

 

そこで、MunekawaのWEBスタッフ岩橋が、製作スタッフそれぞれが普段使用しているMunekawaのアイテムについて、お気に入りのポイントや製作の話を聞いていこうと思います。

 

代表の宗川佳弘愛用アイテム

第一回目は、代表の宗川が愛用しているアイテムを紹介してもらいます。

Munekawaのブランド立ち上げから今日に至るまで多数のアイテムを製作してきた宗川はどのアイテムを使っているのでしょうか。

宗川愛用のマネークリップ型財布「Carriage」

 

――なぜ、このアイテムを作る事になったのですか?

お客様から「コンパクトで、カードも入れられるような財布が欲しい」という要望を頂いて作り始めたのがきっかけ。自分でも「そういう財布があったらいいな」と思っていたので、良い機会を頂いたと思っています。

当初はカードは沢山入れる予定ではなかったけど、改良につれて段々と枚数が入るようになっていって今では大体15枚くらい入れられるかな。

 

 

――この財布の1番の魅力はどこでしょうか?

お札をスムーズに取り出せて、手さばきを美しく見せられるような機能性を持たせている所が最大の魅力だと思う。見てもらうと分かるように、紙幣を留める部分が左右対称ではなく、左側だけが流線形になっている。

 

この形がポイントとなって、紙幣を取り出す時に紙幣を折り曲げ過ぎずにスムーズに出し入れができるし、お札を取り出す仕草もキレイに行えるようになった。

最初のモデルは左右対称の形で作ったんだけど、イタリアに旅行に行った時に日本の紙幣より小さいユーロ紙幣(※最小のもので62x120mm)が抜け落ちてしまうという事が分かったり、左右対称だと紙幣の出し入れがしづらい」事に気づいたりして、そういった問題を解消するために色々と考えている内に今の左右非対称の流線形の形が出来た。

 

 

――自身の生活体験から、改良のヒントを得ているのですね。

そうだね。Munekawaの商品全てに言える事だけど、開け閉めするフタの部分や、折り曲がっている部位など、使用の中で負荷がかかりやすい所に三重縫製の返し縫いをして強度を上げています。これは、人が使用している財布を見て、こういった部分から壊れてきていることに気付いたから。

そういった日常の中で「こうなればいいのに」という願望から制作のヒントを得る事もあるかな。

 

――これは使い始めてどれくらい経っているのでしょうか。

かれこれ2年になるよ。この財布は4つ目で、一つ一つ改良を加えながら2年~4年使っているから、トータルするともう10年以上この形の財布を使っているかな。今使っている物も新品と比べてみると、だいぶ良い雰囲気が出て来てるね。

 

内側のヌメ革はベルギーの革を使っている。触ってみて「すごくいい革だな」とすぐに分かる程のものだったのでこれに決めた。

 

――他にCarriageをおすすめするポイントなどありますか?

とてもシンプルな造りだけど、工夫次第で色々な使い方が出来るところがCarriageをおすすめするポイントかな。

よく「一万円札と千円札を別々にする仕切りが欲しい」「紙幣と領収書を分けたい」と言われる。Carriageは一層しかないけど、こんな風に紙幣自体を仕切りにして、領収書と紙幣を分けたり「前は千円札、後ろは一万円札」という風に別々に管理する事もできる。

その他にも一時的に紙幣やカードが増えても、ホックが付いているのである程度の厚みならコンパクトにまとめる事もできるし、コンパクトにお札と小銭を分けて持ちたい人には最適だと思う。

――先程、強度を上げる為に三重に返し縫いをしているというお話がありましたが、他に製作面で大切にしている事はありますか?

紙幣を止めるかける左パーツ部の後ろにホックの裏側が見えているよね。これは敢えて隠さないようにしている部分。

金属部分は品質に関わらず、経年によって必ず劣化していくもの。ホックもいずれ必ず修理が必要になる部分。ここを隠さないことで、修理するときに縫製を解いて分解しなくてもよくなるので修理時間の短縮につながるんだ。

財布はほとんどの方にとって、1人につき1つの物だから、少しでも早く修理を終わらせて持ち主の元に戻して、不便に感じている時間を短くしたいとの思いからこういう設計にしている。

――最後に、Carriageはどんな方におすすめの商品でしょうか?または、おすすめの使い方などはありますか?

Munekawaの財布には他にも薄型の財布があるけど、それらとは違ってCarriageにはホックが付いているので一時的に中身が増えてしまってもしっかり留めておけるので、ある程度ラフに使ってもらえると思う。堅苦しくなくカジュアルに使えて、それでいてお札を取り出す仕草をキレイに出せる、個性的な仕様がCarriageの魅力だね。

またCarriageは「小銭や紙幣を分けて機能的に持つ」事を考えて、コインケースUndoと同時期に製作した商品だから、やはりコインケースと一緒に持って使ってほしいな。外食に出かけた時、コーヒーを飲みに行った時、このふたつをポンとテーブルの上に置いてみると、とても絵になる。そんな「気取らないかっこよさ」を楽しんでもらいたいと思います。

 

 

マネークリップ型財布 Carriageの商品ページはこちら

マネークリップ型財布 Carriage(内側ヌメ)

マネークリップ型財布 Carriage(内外同色)

 

コインケース Undo の商品ページはこちら

 

コインケース Undo(内革ヌメ)

コインケース Undo2(内革同色)

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