漉きの技術 | munekawa

2021.10.24 |  製作風景  | 

漉きの技術


今日は、打ち合わせがあり、その際に「作業場も見せてもらえますか?」と言ってもらったので、作業場の中を機械の説明や作業の工程を説明していたのですが、その中で、漉き作業の説明をしている時に,

ふと思ったのですが、この作業が一番、経験が必要な作業かもしれないと感じました。

というのも、角度や厚みに刃先の研ぎ、全て基準となる目盛りがない。

全て感覚で調整します。

 

私も同業の先輩に一つことをアドバイス頂いたことで、漉きの技術が飛躍的にうまくなりました。

そのアドバイスがなかったら、今の物作りの精度はできていないと思います。

アドバイスの内容は、刃先の研ぎ方だったのですが、この機械は研ぎが一番重要だと思います。

使い方は説明できても、本当に繊細な調整や研ぎは感覚なので、なかなか技術を伝えるのが難しい機械です。

だからこそ、やりがいのある作業なんですけどね。

 
 

 

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