Munekawaの制作にかかせない機械のご紹介 | munekawa

2018.03.31 |  製作風景  | 

Munekawaの制作にかかせない機械のご紹介


3月最終日。本日は土曜日という事もあり、沢山のお客様にご来店頂きました。ありがとうございました。

 

大阪肥後橋のMunekawa直営店から少し離れた大国町にMunekawaのアトリエがございます。ここでMunekawaの商品が日々企画、デザインされ、制作されています。今日はMunekawaのアトリエをご紹介したいと思います。

 

以前は肥後橋の直営店に併設されていたアトリエですが、現在は大国町に移動しました。大国町は元来、「革製品の町」として、革問屋が多く、皮革産業が古くから根付いているエリアとして有名です。

 

アトリエでは製作スタッフが黙々と作業を進めていました。この日は、先日ブログでもご紹介した「Airy tote」の制作が進行中です。

 

Munekawaの商品の製造にはたくさんの専門機材を使用します。Munekawaで使用している機材を少しだけご紹介いたします。

これは「クリッカー」と呼ばれる機械。このような抜き型を使って革を抜く時に使用します。

 

このように、1枚の革から大量のパーツを抜き出しています。

 

片手操作と両手操作のモード切替ができるそうですが、Munekawaでは事故防止の為、両手操作しかできないように設定されています。ちなみに、このクリッカーは昭和56年から稼働しています。今年37歳。働き盛りです。

 

こちらは以前ブログでもご紹介した事のある「革漉き機」です。革を漉いて薄さを調整するときに使用します。

 

革をこのように挟むと、目盛りが革の厚さをミリ単位で計測してくれます。実にかっこいいですね。

 

こちらの機器もMunekawaでは非常に重要な役割を担っています。「ヘリ漉き機」といい、革に角度をつけるように漉く機械です。

丸く囲っている部分に角度がついている刃がついています。ここに革を通す事で、革に角度を付けて漉く事が出来ます。

 

革を通すとこのように、先端に向けて徐々に薄くなっていくような形で革を漉く事ができます。こうする事で革を折り返す時に、厚みにばらつきが出ないようにしています。

 

​下部にはグラインダーが付いており刃を研ぐことができますが、刃に角度がついているので研ぐのが非常に難しいそうです。良い商品を作るにはまず道具を使いこなすという事がとても大事という事ですね。ひとつの商品を作るのにも、革の裁断や革漉きから行うのがMunekawaのこだわりです。

 

 

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