縫製の始めと終わり | munekawa

2022.02.05 |  製作風景  | 

縫製の始めと終わり


ミシン縫製は上糸と下糸をねじるように絡み合わせて縫製を進めますので、縫い始めと縫い終わりをしっかり糸どめしないと、スルスルと抜けて解けてしまいます。

そうならないように、始めと終わりに返し縫いをする事で抜けにくくするのですが、それだけでは、不安なので、半田ゴテのような物で糸を溶かして固めてしまいます。(ナイロン系の糸に限りますが)

その工程が、見た目にもすごく影響を与えるので、丁寧さが必要です。

色々な売り場で財布をバッグをついみてしまいますが、返し縫いが雑になってしまっている物をよくみます。製品の価値は、いい素材を使っているかより、丁寧な仕事をしている事の方が重要だと思います。

素材のことは、良い悪いは情報で判断しやすい部分ではあると思います。

ですが、製品の本当の価値を見出せるのは、適材適所な素材選びをしているかと丁寧な作りがされているかだと思います。

この業界あるあるですが、「エルメスと同じ革を使っています。」というような説明をよく聞きます。それは、悪い事ではないですし、私たちも、そのような革を使うこともありますが、本当に重要なところは、先ほども書いたように、適材適所な素材選びをしているかと丁寧な作りがされているかだと思います。

 

 

 
 

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