2023.10.01 | 日常の一片 |
もったいない”床革”の活用方法。
こんにちは!製作スタッフの髙橋でございます。
突然ですが、「床革」ってご存知ですか?
少しマニアックですが、革好きな方や、レザークラフトを楽しんでいる方ならご存じの方も多いはず。
簡単に言いますと、革の表皮が削がれた革です。
革製品は、基本的に革の表面を使います。革によって元々の厚み(原厚)は様々で、作るもの(小物なのか、鞄なのか)によっても必要となる厚さが変わります。
床革は、厚み調整する際に削がれる不要な部分であることが多く、漉き屋さん(革の厚み調整を行う業者さん)で処分していただくことが多いと思います。
ですが、捨てるのも”もったいない”と感じ、Munekawaでは活用方法を色々と考えております。
製品サンプルを作る際に床革を使うこともございますが、
Munekawaでは、いろいろな場面で活用しているので少しご紹介いたします!
↓床革を巻いて保管しております。
↓床革です。表層が削がれてありません。(大きさ約100x120 cm)
↑上の画像のように大きいと使いにくいので、↓下のようにカットして、使いたい大きさにカットしてます。
カラフルで、ちょっと気分が上がります♬
一番頻度が高いのは、製作する際の下敷き!
擦り傷等から革の表面を守るため、作業する際は、デスクに欠かせません。
同様に、革を裁断する際にも使います!
少し分かりにくいですが、↓裁断機の前に革を乗せる台があり、その上に敷いているのも床革です。
キズも付かず、程よくグリップするので、使い良いです。
上の使い方で、床革が汚れてきた場合は、細かくカット。
ヘラから接着剤を除去する際に、使用します。
結構綺麗に取れてくれます♬
あとは、今日のような雨の日であれば、床革を玄関マット(靴拭きマット)のように使っています。
吸水性が良く、しっかり水気と汚れを取ってくれます!
↓直営店工房の入口
こんなものも...
↓ビニール板(裁断マット)のスリーブカバーも作りました。いい感じにフィットし、
過去には、イーゼル(店前の看板)用の大きなカバー(約100×60cm)も製作したりしました(笑)
他にも色々と製作しておりますが、まだまだ使い切れていないのが現状です。
最終的には、不要な床革がない状態にできれば良いなと考えております。
日々、工夫していきたいと思います!
【Behind The Scenes-製作の裏側】
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ご興味のある方はぜひチェックしてみてください♬
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